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Generative AI

中二でもわかる「生成AI」のしくみ! 中学生の娘にも分かりやすいようにChatGPTなどの生成AIの仕組みを説明してみる! AIな出来事 まずは直近20年のAIの出来事のまとめ 1997 Data Mining DeepBlueがチェス世界チャンピオンに勝つ IBMのDeepBlueコンピュータは、1秒間に2億手先を読む。 対戦相手の過去の棋譜を基に、次の差し手がどのくらい有効であるかを示す評価関数を、手動でセット。(チェスの総打ち手は35の80乗) 2011 Machine Learning watsonがクイズ王者に勝つ クイズに特化した文章、本・台本・百科事典(Wikipediaを含む)などの2億ページ分のテキストデータ(70Gb程度、約100万冊の書籍に相当)を取り込んで、その答えを質疑応答的に導く 2016 Deep Learning AlphaGoが囲碁世界チャンピオンに勝つ 囲碁の手数は250の150乗(チェスの1垓倍以上)となり、これは宇宙の分子の数よりも多い組み合わせ

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Quantum Computer

中二でもわかる「量子コンピュータ」! 中学生の娘と話しながら考える、世の中知ってそうで知らないこと 今までの暗号技術が破られちゃう!?なんだか分からないけどスゴいと話題の量子コンピュータってなんだろう。量子コンピュータを(触れるくらい)近くで見て体感してきたので、その説明分かり易くしてみます! まずはこれまでのコンピュータの歴史と、今のパソコンとかとの違いを見てます。そして従来のコンピュータ技術と量子コンピュータを比較して、どんな所がすごいのか、どんな事が出来るようになるのかを考えます。そこからそもそも量子重ね合わせや量子もつれという、摩訶不思議な現象を考えてみたいと思います。ニュートン、アインシュタイン後の量子力学から、どのように量子コンピュータが着想、実用化され、どんな事ができるようになるのか、まで行けたらいいなあ。 コンピュータの歴史 1900年から2023年までのコンピュータの進化のまとめ 1900年頃のComputer Room これは1900年頃のNASAのコンピュータ・ルームの写真とされています。普通コンピュータが整然と並んだ部屋と想像するかもしれませんが、この時は計算する女性がいる部屋でした。つまりコンピューターは、当時は機械ではなく、計算をする人/計算手、という職業の名前でした。今となってはこれは人間がやる事では無くなりましたが、今後〇〇terやtor (OperatorとかTranslator)は人間の仕事では無くなるのでしょうね。。 1943年、世界初と言われる電子式コンピュータ、チューリングマシン 第二次世界大戦中に、ナチスの秘密暗号エニグマを解くために、アラン・チューリングにより開発されたのが電子式コンピュータの始まりとされる。これはチューリング・マシンと呼ばれ、今のコンピュータに繋がる基礎が作られました。 1981年、IBM初のパーソナルコンピュータ 世界初のパソコンは、諸説あるが1975年のAltair 8800と言われている。そこから6年後、IBMがビルゲイツのMS-DOSとインテルのプロセッサーを組み合わせたIBM PCを$1,500(現在の価値で130万円程)で発売した。その後表計算や画像処理のソフトウェアを搭載したパソコンは爆発的に売れ、機能もコストも飛躍的に向上していく。 1970年代から2020年代までに発達したスーパーコンピュータ 1970年台にクレイにより超高速のスーパーコンピュータの開発が始まった。 当時100万FLOPS(1秒間で処理される浮動小数点演算の回数)であったが、2022年では日本の理研と富士通が開発した富嶽は100京FLOPSと1010倍程に高速になっている。主に気象予報や地質学的な分析、金融取引の計算などに使用される。 2007年、初代iPhoneの発表