オープン・イノベーションってうまいの?食べれる?
この6ヶ月間で私のおしゃべりロボットKobots/コボット君が、驚異的に成長してくれた事は前回話しました。
では、この進化が起きたのは何故でしょうか?
GoogleとAmazonとハードウェアの進化、低価格化(これらがすべて動くRaspberry Pi Zeroという基盤はたった$5です。)なのは、本当はホントなのですが、ちょっと違います。
オープン・イノベーションのおかげ、というのが私の本当の気持ちです。
私は、2017年1月からの6ヶ月間、リクルートが主催するTech Lab Paakという、渋谷のアップルストアの上にある素敵なラウンジとオフィスを使う事ができるプログラムに参加する事が出来ました。
まあようは、居場所ができた、という感じです。(私は、普通のサラリーマンで、仕事オフィスは丸の内にもちろんあるのですが。。)
この居場所に、多様な人たちが集まった場、それ自身がオープン・イノベーションだと思います。
じゃあそれは具体的に何なのか、というと、、、
それは、言葉です。
この6ヶ月交わされた幾つかの言葉をあげてみます。
それ面白いね、ただそのスピード感じゃ、あっというまに中国にパクられて、まったく儲からない値段まで下げられるよ。爆速な仲間見つけて一気にやらないと。
という言葉に、焦りを覚えたり、
Google Cloud Vision凄いですよ、今まで自分でAIやってきたのが馬鹿らしくなったんで、それそのまま使ってます。すぐ使えますよ~。
日本語なら意外とDocomo APIいいですよ!
という言葉に、あの人が簡単っていうんだから、やってみよう、と気持ちが軽くなったり、
クラウド・ファンディングは枯れた技術でやらないと。基盤も外装も既製品でやれば、メンテフリーだし。
というのに、勇気づけられたり、
え、そんなはした金で、株半分あげるって約束しちゃったの?ぜったい10%以上握らせちゃいけないよ
という、恐ろしい実体験を心に留めたり、
その何気ない話が、まさに次のイノベーションを生んでいっている、と本当に思います。
これは、数値化したり、で、結局何が得られたの?と言われると、とても難しいのですが、あの場がなければ、絶対にこのコボット君の成長はなかったと思います。
もちろん、会社終わった後、自転車で渋谷に来て、夜8時から10時までパチパチ、パソコン打って、何ができるのか、と思っていた人もいるかもしれません。
でも、その2時間が最高にクリエイティブで凝縮された時間でした。
(これはサラリーマン利用者の勝手な見解です。。朝からちゃんとやってた人の方がもちろん生産性は高いですよね。)
前回の娘の漢字の話に戻せば、小学校が始まって、クラスでこの漢字を練習して覚えてくるように、と教えられてはいるのですが、その過程で、彼女も漢字に興味をもったようで、漢字の象形文字としての面白さやその由来、面白漢字辞典のようなものを買って、本人なりに楽しく学んでいるようです。
またもちろんクラスで、あの子は漢字テストいつも100点だけど、どうやってるんだろう?と友達のやり方に興味を持ったり、切磋琢磨しているようです。
そうですね、学校も上から下に教える、という部分を除けば(それがほとんどでしょうが)、オープン・イノベーションの場なのかもしれません。
渋谷のあの場所と皆さんと一緒に、コボット君はもとより、私も成長させてもらったと凄く思います。
こちらは、2017/6/30のTech Lab Paak Open Dayのオープニング・ムービー(私が作りました!写真使って欲しくなかった人はゴメンなさい!)
Tech Lab Paak最高でした!ほとんどの参加者は、20代や学生が多くて、私はだいぶ恐れ多い(日本語あってる?)気がしてたのですが、みんな付き合ってくれてありがとう!Paakのサイダーとコーヒーとオレオが僕のエネルギー源でした。
結論は、オープン・イノベーションはおいしい!
またね!