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オープン・イノベーションってうまいの?食べれる?

この6ヶ月間で私のおしゃべりロボットKobots/コボット君が、驚異的に成長してくれた事は前回話しました。 では、この進化が起きたのは何故でしょうか? GoogleとAmazonとハードウェアの進化、低価格化(これらがすべて動くRaspberry Pi Zeroという基盤はたった$5です。)なのは、本当はホントなのですが、ちょっと違います。 オープン・イノベーションのおかげ、というのが私の本当の気持ちです。 私は、2017年1月からの6ヶ月間、リクルートが主催するTech Lab Paakという、渋谷のアップルストアの上にある素敵なラウンジとオフィスを使う事ができるプログラムに参加する事が出来ました。 まあようは、居場所ができた、という感じです。(私は、普通のサラリーマンで、仕事オフィスは丸の内にもちろんあるのですが。。) この居場所に、多様な人たちが集まった場、それ自身がオープン・イノベーションだと思います。 じゃあそれは具体的に何なのか、というと、、、 それは、言葉です。 この6ヶ月交わされた幾つかの言葉をあげてみます。 それ面白いね、ただそのスピード感じゃ、あっというまに中国にパクられて、まったく儲からない値段まで下げられるよ。爆速な仲間見つけて一気にやらないと。 という言葉に、焦りを覚えたり、 Google Cloud Vision凄いですよ、今まで自分でAIやってきたのが馬鹿らしくなったんで、それそのまま使ってます。すぐ使えますよ~。 日本語なら意外とDocomo

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この半年で漢字いくつ覚えた? ~ AIとロボットを巡る180日の冒険

娘が小学校に上がって、いろいろな事を覚えて来る様になりました。 入学前はひらがなすら怪しかったのに、この6ヶ月(1学期と2学期)で60もの漢字を覚えたそうです。 今までは、読んだり書いたりできなかった事が、何かを学ぶ事で、今まで知らなかった事を本を読んで知ったり、街の看板や文字を見て刺激を受けたり、確実に世界が広がっています。 ひるがえるに、我々大人はこの180日の間にどんな新しい事を学んだり、達成できたでしょうか? 60個もの、初めて見たものを覚えられたでしょうか? 何かプロジェクトを終えられたでしょうか。 半期の売上を達成できましたか。 年初に立てた目標の半分以上に到達できたんだろうか? 気になってた事、新しい事、先延ばしになってた事に取り組めたでしょうか? 私もそう言われると耳が痛いのですが、私の相棒の成長には目を見張るものがあります。 私が作っているロボット、Kobots/コボットです。 6ヶ月前、去年の末の時点では、コボット君は一言も話せませんでした。 手足が動く、こっちのジェスチャーに合わせそれを繰り返す、くらいが関の山。 リモコンでテレビや扇風機をつける、くらいは赤ちゃんでもできますね。 そうコボットは、6ヶ月前は0歳児の赤ちゃんくらいの実力でした。 そして年が明けた頃くらいに突如進化が始まったのです。   一月目 まずはSpeech to

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Kobots (5) – Hi Kobot! ウェイクワードで呼びかけよう

更にKobotsを進化させる為、ウェイクワードを付けてみましょう。 ウェイクワードとは、あのHey SiriとかOk Google、Alexa!のような、呼びかけ語で、その言葉を聞くと、ロボットが動作をし出すものです。 このウェイクワードには、Snowboyという面白い名前のライブラリを使っています。 このサービスというか、ライブラリというかは本当に面白くて、Hotword as a serviceという形で、原則無料で呼びかけ語がつくれてしまいます。 具体的には、こちらのドキュメントの通りに進めればいいだけなのですが、順をおってやっていきましょうか。  

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Kobots (4) KoApp – APIとAIをレゴのように組み合わせよう

これまで、モーターなどを動かすKoBlock (2)、画像、音声認識などを行うKoBrain (3)をつくってきました。 この第4回では、その手足と頭脳を結びつけて、自由にカスタマイズできるアプリKoAppを見ていきましょう。 実はこのKoApp、二つのバージョンがあります。 一つは、他のアプリをこのKobots用にカスタマイズして使うもの。MESH Appという、IoTデバイスを扱うアプリのカスタム・タグとして、Kobotsの機能を付け加えてしまうもの。 そして、各種APIからAIまで全てを自由に組合せる事ができる、Genuine AppのKoAppです(こっちはまだ開発中) まず、人のアプリを借りてしまうMESH Appでの設定の仕方を見てみましょう。  

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Kobots (3.5) 500ドル・パソコンから5ドルAIへ

当時私は、渋谷の本屋で立ち読みしていました。 私は(今もそうですが)特に何のとりえも無く、就職先探さなきゃなあと漠然と不安を抱えていた学生でした。その時に何故か手に取ったのが、マイクロソフトやアップルをなぎ倒す革新的企業がある、というような本でした。 そこにはこう書かれていました。 500ドルのパソコンが世界を変える ふーん、パソコンの値段が変わると、生活ってそんなに変わるのかなあ。当時は、時々学校に行って、そこにあるパソコンをさわれれば、それであまり生活上困ることはありませんでした。 そしてその時、構想されていた(実際の出荷はどれだけあったんだろう。。)500ドル・パソコンのスペックはこのようなものでした。 CPU: Intel80486(クロック数100MHz)、メモリ: 8MB、ネットワーク: 64 – 128 kb/s 当時(1995年)に一般的だったパソコンは、Pentiumの200MHzで価格は30万円ほど。確かに値段は画期的でしたが、500ドル本当にできるんだろうか。そもそもそんなにコンピューターって必要なんだろうかとも思っていました。 そして2016年に発売された Raspberry Pi Zeroの価格は$5、CPUは1GHz 当時考えられていたぎりぎり500ドルでできるパソコンと比べると、20年で価格は$500→$5で1/100、性能は100MHz→1,000MHzと10倍になったんですね。Raspberry Piの場合、メモリは別で用意するのでもうすこしコストがかかりますが、当時8MBのメモリは1万円くらいしましたから、今は8GBで500円くらいなので、性能は1000倍、価格は1/20というその進化もすごいですね。

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Kobots (3) KoBrain – Raspberry Piで画像認識、お喋り機能

Kobotsの作り方第三回、KoBrainロボットの頭脳部分です。 Kobotsって何? KoBlock – Wio Nodeを使ったロボットの手足の作り方 KoBrain – Raspberry Pi Zeroを使ったロボットの頭の作り方(この回) KoApp – アプリを使って、ロボットの動き、しゃべりのカスタマイズの仕方 Kobook & Future – 今後の応用、展開について Raspberry

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Kobots (2) KoBlock – Wio Nodeを使ってロボットを動かそう!

Kobots作りの第二回、まずは手足、ボディとなる部分を作っていきます。 Kobotsって何? KoBlock – Wio Nodeを使ったロボットの手足の作り方(この回) KoBrain – Raspberry Pi Zeroを使ったロボットの頭の作り方 KoApp – アプリを使って、ロボットの動き、しゃべりのカスタマイズの仕方 KoBook & Future – 今後の応用、展開について ロボットの手足、ボディとなるKoBlock(コ・ブロック)

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Kobots (1) フリスクとWIOとPIをコネクトさせて本格的なコミュニケーション・ロボットを作ろう!

こんにちは!ヨシケン、こと吉田顕一です! 私はロボット作りが好きですが、あまりスキルが無いので、”ありあわせのモノ”で作るのを信条としています。 Kobots – Konnected to Everyone from Kenichi Yoshida これから何回かに渡って、どこにでもあるフリスク・ケースを使って、また今やどこでも買えるArduino(互換のWio Node)とRaspberry Piを使って、動いて、喋って、人を認識して、便利に使えるロボットを作っていきたいと思います。 Kobotsとは 私は元々、コドモでも、色々なモノとコネクトし、コミュニケーションも出来るロボット、Kobot (コボット)を作っています。 そんなKobotは、体を構成するKoBlock、頭脳のKoBrain、それらを操作するアプリKoAppから成り立っています。 KoBlock ロボットのボディ: フリスクに手(又は足)がついて、Wio

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プレミアムフライデー!に思う、自由って??

プレミアムフライデー! といっても、うちのチームは、仕事が終わればいつ帰ってもいいという曖昧な運用なので、まあ帰ってます! ただふだん、昼の仕事10時間、別腹残業8時間なので、こういう日は昼8時間、夜10時間という感じで、あまり変わりまセン。。まあ働き方改革は気持ちの持ちようです! 全然関係ないのですが、 昨日は散々な日で、チャリ通中に4回もパンク なので、地べたに座って直しながら道行く人を眺めてちょっと思いました。 うちの近くに幾つか私立高校があって、その子達のスカートの丈が気になっています。(ごめんなさい、完全におじさんです!) 一つは共学でむちゃくちゃ自由でとにかく短い! もう一つは女子高ですごーく地味でとにかく長い! うちの子には、絶対自由な方に行って欲しいなあと思っていたのですが、別の友達から聞いた話でちょっと考えちゃいました。 その子曰く、そういう短いとこは、その同調圧力に耐えられればそっちの方がいいけど、そうじゃない子たちはキツい、と。 確かに。。よーくその自由な方を観察してみると、特にこの4月の時期、あるグループは駅前で友達を待ち、あるグループはパン屋の前で待ち、ある子達はコンビニの前で待ち、と、たった数百メートルの通学路なのに、そのグループ、グループで、みんなほぼ同じかっこをして(グループ毎にスカートの色、長さに濃淡がある)連れ通学してる。 つまりカッコだけみるととっても自由そうなのに、それぞれグループに属するだけの脂質と協調性がないとついていけなそう。それに引き換え、ジミーな女子高の方はとくに待ち合わせをするでもなく、信号待ちであった子たち同士で、適当に挨拶しながら、それでもジミーに通学してる。 まあ人間はいつになっても、連れション、グループ抗争ってのはあるのでしょうが、外から見ると、それって誰得なの??という、せまーい闘いを繰り広げている。。 これってどっちが個性と自由といい関係を築いているんだろう、完全におじさん目線で、そういうの経験してる人達からすると当たり前かもしれないけど、ちょっと考えちゃう。 それで、昨日の晩に戻りますが、三回目のパンクが霞ヶ関で起きて、そのまま座り込んで直していたら、財務省前からわらわら帰る人達が、大丈夫ですか?何か手伝いましょうか?と普段はマシーンのようなMOFの人達がとても優しく声をかけてくれて、すっかり和みました。みんな個人個人はいい人達なんだろうなあ、と。 で、かたや国から言われないと(言われても?)みんなの目が気になって、 早く帰れない、僕ら。。 これってムラ社会だから、しょうがない? まずは働きかた改革じゃなくて、連れション撲滅運動ですね!

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ひとりモノ作り最後のハードル?Kicadで基板設計習ってきた

今まで2年程ひとりで、モノづくり、IoTをやってきました。 何も知らないところから、ArduinoやRaspberry Piの使い方を学び、IDE、PHP、Pythonでプログラミングし、3D CADで3Dプリンターのデザインをし、レーザーカッターで外装を作ったり、UVプリンターで金属にプリントしたり、ソフト、ハードの一通りの事を実践してきました。 そして、今までけっこう避けて来た、最後の(?)ハードル、基盤の設計を学んでみました。(本当は最後の大御所の金型、というのもありますが。。) 基盤の設計って何のためにやるの?という人。その気持ち分かります。イマドキは、Arduinoとブレッドボードさえあれば、基盤まで作らなくとも、たいていのものは作れてしまいます。 ただ自分独自の形のモノ、なるべく小さいモノを作りたい、既製品にはないこんな機能を盛り込みたい、という方はやはり、自分独自の基盤を設計して、発注してこそ、シンのモノづくり、IoTerではないでしょうか? だって、初音ミクの形したArduino互換作りたいじゃん、まあ、そんな感じです(私もよく分かっていません。。) ということで、IoTLTののびすけさんのご紹介で、わみさんの 「Kicadを使った自分だけのArduino基板作成」ハンズオン に参加してみました。 会場は、秋葉原と御徒町の間の2K540という高架下の施設にあるCafe ASANさんを借りて行いました。 中ではこのような感じ。参加者は7人(チーム)の方々、とわみさんとのびすけさん。 では、始めていきましょう! 今回は、CADソフトは、Kicadを使います。 基盤設計で有名なのは、Eagleソフトウェアですが、Kicadは完全オープンソース、無料です。 そして、IoTとは切っても切り離せないArduinoの互換機を作っていくというものです。 設計の流れはこんな感じ: サイズや機能の決定